「実は最近、アイドルを聴いてる!」なんて、とても恥ずかしくて言えないオジサンが、見事にNegiccoにハマりました。 

自分はドルオタ的ミーハー気質はゼロの人間なので、純粋に楽曲と歌の魅力にヤラれた感じで、特に気に入った楽曲をいくつか紹介します。

まずキッカケは、自分はキリンジ兄弟が作る曲が大好物なので、外部提供した楽曲をYoutubeで探してたら出てきたのがコレ。


Negicco「愛は光」(作詞・作曲 堀込高樹)


これは、曲が良いのはもちろんですが、この素朴な映像がとにかく和むんですね。
田舎の農道をママチャリでのんびり。最後は赤丸の古いポストまで出てきて思いっきり郷愁を誘う、誘う。

自分には田舎がないんですが、なぜか懐かしい気分させる素晴らしいクリップ。
本当にこんな風景の田舎出身の人からしたら、タマらん気持ちになるんでしょうな。

歌詞もアイドルと観客の関係性を「月と太陽」に例えるなど、オタを泣かせる感動的な内容で素晴らしい。

こんな名曲をなぜシングルにしなかったのかは大きな謎ですが、堀込高樹は本当にポップス作りの天才ですね。筒美京平なき今、椎名林檎と日本一を競い合ってる気がします。


Negicco「I LOVE YOUR LOVE」 (作詞・作曲: 西寺郷太)


次は、自分が一番気に入った曲。
「君の代わりはどこにもいない。」というサビが何かグッと来るなーと思ったら、自分が大好きな、いわゆる「Lovin' You進行(Maj7-m7-m7)」でした。

自分は特異体質なのか、頭がおかしいのか、好きになるポップス・歌謡曲は、ほぼこのLovin' You進行の曲だったりします。(サザンの「思い過ごしも恋のうち」など。)

また興味深いのが、NONA REEVESの「I Love Your Soul」の書き直し的な楽曲にも聞こえること。歌メロをよりキャッチーにリ・アレンジしました、みたいな感じ。

このパターンって珍しいけど、ありだなと思いました。
ちなみに、オリコン最高位37位!は解せない。めっちゃいい曲!


また、このアンプラグドなインスタライブも素晴らしい。


ベースレスながら、ピアノの方の左手のリズムや間奏のコーラスもいい!
このインスタライブの他の曲も聞きたいなあ。


さらにさらに、このシングルのトレーラー映像も素晴らしい。

自分が育った湘南の海岸線の雰囲気とは全然違いますが、新潟の海なんでしょうかね。

「波打ち際、素足、笑顔の女子、花火」という定番のキラー要素が詰め込まれており眼福。




Negicco「アイドルばかり聴かないで」 (作詞・作曲:小西康陽)


もうAメロの出だしを聴いただけで分かる小西節が炸裂の楽曲ですが、何と言ってもインパクトがあるのは、タイトルと歌詞。

「アイドルを追いかけても、デートもキスもできないのよ、ざんねーん!」

というドルオタの淡い願望をさわやかに奈落の底に突き落とす歌詞を、アイドル本人に歌わせるという、小西さんの策士っぷりが最高です。

なお、楽曲的にはどっかで聞いたことあるなーと思ったら、元ネタはコレですかね。


Aメロ出だしのメロディライン、サビの「ドゥドゥ、トゥ!」のあたり。
インスパイアーというか、パ〇リというか、さすがサンプリング上手な小西さん。
ちなみにオリコン最高位23位!


Negicco「矛盾、はじめました。」(作詞:土岐麻子、作曲:さかいゆう)


これは2番目に好きな曲。
Soulマナーで、ミドルテンポで、後ノリが気持ちいいJ-Popって、マジで少ないんですよ。
ソウルファンクが上手いバックバンドの生演奏で聞いてみたいですね。

作曲のさかいゆうさんは、初めて聞く方だったのですが調べてみようかな。
そして作詞の土岐さんは、大好きなシンバルズ!シンバルズ最高!

人選が渋谷系・団塊ジュニア世代を直撃ですね。素晴らしい!
ちなみにオリコン最高位8位!

Negicco「光のシュプール」(作詞・作曲:connie、 編曲:田島貴男)


そして最後は、Negiccoの音楽面を長らく支えてきたconnieさんのペンによる楽曲。
ご当地アイドルは数あれど、Negiccoの躍進はこの人の楽曲提供なしでは語れないでしょう。

日本のウインターソングといえば、達郎、ユーミン、まりやなど数々ありますが、この曲は平成のウインターソング決定版だと思います。

アレンジ的には、田島&高野さんの「Winter's Tale」が透けて見えますが、歌メロは本家をも凌ぐクオリティで珠玉の出来。

ビデオクリップの可愛らしさも相まって、Negiccoの最高傑作ともいえるのではないでしょうか。
よって、オリコン最高位5位!

なお、connieさんは普通に職業作曲家なのかと思ったら、新潟で会社員をやりながら副業で音楽活動という二足のワラジで活動しているという記事を見ました。本当なら凄いですね。尊敬します。

逆に言うと、これだけの音楽的才能があっても、会社員で日銭を稼がないと生活できないんだとしたら、それは日本の音楽業界、ミュージックビジネス環境が既に死んでいるとしか思えない悲しき状態ですね。どげんかせんといかんですよ、本当に。


最後に、現在のNegiccoは子育て期間中で活動は緩やかな感じですが、connieさんには、いつの日か、この曲を超えるもっと凄い曲を書いて「オリコン1位」を獲得する日が来ることを願ってやみません。